【デュエマ】自分のターンを開始して最初の進行と手順【必読記事】


呪文を唱えよ!

この記事ではデュエマのターンの進行、その中でも最序盤の進行の解説を行う記事だ!

非常に重要かつ超わかりやすく書いてるから、デュエマを初めたばかりの人はもちろんのこと、既に知っているよ!って人もぜひ復習がてら読んでいってほしい!

んでは早速解説スタ~トゥ!!


ターン全体の流れ

これが全体の流れ。(画像は総合ルールより抜粋)

ターンの進行は上の図の上から下に向かって進んでいって、攻撃ステップを除いて戻ることは出来ない。

超ざっくり流れをいうと、
  1. アンタップして
  2. ドローして
  3. チャージして
  4. カードを使って(召喚したり唱えたり)
  5. 攻撃して
  6. 終わり
こんな感じでターンは進行される。

で、この記事では上の赤文字の1~2番

この部分を解説していくからね!

とにかくこれを覚えてほしい!

上のタイトル画像にも書いてあるんだけど、


この「若干何言ってんだかわからない言葉」
アンタップ
アップキープ
ドロー
これをぜひとも覚えて帰っていってほしい!

意味は後からついてくるから、単純にとにかくこれを呪文のように唱えて覚えてほしい!!

さぁ!
ぜひ”声に出して”読んでみよう!


アンタップ!
アップキープ!
ドロー!

・・・・・・。

アンタップ!
アップキープ!
ドロー!

・・・・1 more!!

アンタップ!
アップキープ!
ドロー!

Good!!

ちなみにこの怪しげな”呪文”みたいなものは、

”自分のターンを開始した時に最初にやること”

を、行う順番のまま書き連ねているもの。

アンタップとドローについてはみんな分かってると思うんだけど、2つ目の「アップキープ」。
これがよくわかんないと思う。

ここからターンの流れに沿って解説していくんだけど、「ターン開始ステップ」の次の項でこの「アップキープ」が出てくるので、ちょっとそれまで頑張って読み進めていってほしい!

※この「アンタップ・アップキープ・ドロー」ってのは実は、デュエマの兄貴分「マジック:ザ・ギャザリング」で初心者が最初に覚える「ターンはじめの流れ」を表した合言葉みたいなものなんだ。デュエマでも実質同じなので例によってパク持ってきたよw

ターン開始ステップ

ターンを開始するステップだね。(そのままじゃないか!w)

ここがターンが始まってもっと最初に訪れるステップ。
※デュエマで「ステップ」というと、「段階」とか「流れ」とか「進行」とかそんな意味。

で、ここは別名「アンタップステップ」と呼ばれている!(主にオジサンに)
※公式用語ではないよw

なんせここは「自分のクリーチャーとマナを全てアンタップする」ってだけのステップ。

だからオジサンは「アンタップステップ」と呼んでいるんだ!

※なお「マジック:ザ・ギャザリング」ではこの「アンタップステップ」が公式ルールとしてそのまま存在するよ。マジックでもアンタップがターンで一番最初に行う処理。

一応例外として、ここではアンタップを行うわけだから「アンタップしたら効果が発動するもの」や、

「アンタップステップ」でタップ状態のものをアンタップするとき、それをアンタップする代わりに効果が発動する能力「サイレントスキル」というものが発動することがある!

※ここで誘発した「アンタップ時能力」や「サイレントスキル」は何だかよくわかんないんだけど、次の「アップキープステップ」まで待機するらしい。
※ただ501.1aを読む限りはその前に解決されるように見えるんだけどな~
※これがマジックならアンタップステップは優先権が出ないから、ここで誘発した効果は次のアップキープステップの優先権が出るまでスタックに乗らずに待機するんだけど、それと同じってことなのかなぁ?
501.1a プレイヤーはサイレントスキルを持つクリーチャーをアンタップさせないことを選んでもかまいません。これはサイレントスキル能力によってアンタップを置換したことになります。ただし、サイレントスキルの効果自体は発動条件とは独立しています。サイレントスキルの効果は起動した瞬間に待機状態となり、他のカードがアンタップした後に解決されます。

アップキープステップ

アップキープなんてないじゃないか!

アップキープの説明の前に、まずはターンの流れ、その中でもターンの頭の方で行う手順をもう一度見てみよう。


アップキープステップなんてないじゃないか!

この画像は総合ルール文書の中から抜粋したものなんだけど、この順を見ると、

「ターン開始ステップ」で「マナをアンタップ」。
「ドローステップ」で「カードを1枚引く」。

で、そのあと「マナチャージステップ」に続くようになっているね。

ここには当然というかなんというか「アップキープステップ」の「ア」の字もないのだ!!w
じゃあなんなんだよ!
「アップキープ」って!

あるんだよ!実質アップキープが!

しかし、上の流れの図にはないんだけど、総合ルールを確認すると以下のようなものが見つかる。(長いから読まなくていいよw)
501. ターン開始ステップ
501.1. ターン・プレイヤーは、自分のカードのうちでどれをアンタップするかを決定し、それらを同時にアンタップします。これはターン起因処理です。通常、プレイヤーのカードはすべてアンタップしますが、効果によってカードのアンタップが妨げられることがあります。
501.1a プレイヤーはサイレントスキルを持つクリーチャーをアンタップさせないことを選んでもかまいません。これはサイレントスキル能力によってアンタップを置換したことになります。ただし、サイレントスキルの効果自体は発動条件とは独立しています。サイレントスキルの効果は起動した瞬間に待機状態となり、他のカードがアンタップした後に解決されます。
501.2. すべての「ターンのはじめに」誘発する能力が誘発します。誘発した効果はターン・プレイヤーから解決する事を宣言して順に処理します。
501.2a 「ターンのはじめに」誘発する能力を持ったカードがこのステップ中に能力が誘発するゾーンに移動した場合、その能力は次のターン開始ステップまで誘発しません。
上の501(ターン開始ステップ)中、501.1(青文字)の部分が上で言う「アンタップステップ」。

その次の501.2(赤文字)に、
実質(マジックでいうところの)「アップキープステップ」に相当する、「ターンはじめに」の効果が誘発するタイミングが用意されているのだ!!

■<ギャラクシールド>6(光)(このカードを使うコストの代わりに、6(光)を支払ってもよい。そうしたら、このカードを表向きにし、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く)
■自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが表向きにシールドゾーンに置かれた時、あるいはバトルゾーンに出た時または攻撃する時、自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚を手札に加え、もう1枚を表向きにして、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く。
ここで誘発して処理される代表的なものは、例えば「ギャラクシールド」で表向きにセットされたチーム銀河のカードとかだね。「■自分のターンのはじめに、~」で始まる能力!

そう、つまり「アップキープステップ」とは、
「ターンのはじめに」の効果が誘発し、そしてそれを処理するステップなのだ!
(誘発もこのタイミングだよ、ターンの最初に誘発して待機しているわけではないよ、ここで初めて誘発)

※くれぐれも注意。「アップキープステップ」はデュエマには公式には存在しないよ。
※オジサンが分かりやすさのためにそう呼んでいるだけだよw

これが認識としては分かりやすいんだよ!


というわけで上の図をオジサンが書き直したのがコチラw

「ターン開始ステップ」と「ドローステップ」の間に「アップキープステップ」が勝手に差し込まれているねw

これで冒頭の、
アンタップ!
アップキープ!
ドロー!
が揃ったことになる。

何回でも繰り返すけど、「アップキープステップ」で「ターンのはじめ」の能力は発動し、処理されるんだ。

※これも繰り返すけど「アップキープステップ」はデュエマ公式には存在しないぞ!w

なぜこんなアップキープを足すような事をしたのか?

それは「ターンのはじめに」の能力を勘違いしているプレイヤーが非常に多かったことが1点。(まぁ「ターンのはじめ」って書いてあるんだからターンの一番はじめに処理するよね、普通)

もう1点は「ターンのはじめ」が「まったくターンのはじめに処理されない(ターンのはじめにやることはあくまでアンタップだ)」ので、「ターンのはじめに」の部分を「アップキープの開始時に」と読み替え、意図的に認識を「ターンのはじめではない」と強く印象づけるため。

意識的に読み替えることにより「ターンのはじめに」の能力が「ターンのはじめではない」という事を言葉の意味から明確に示し、誤りが起きないように工夫しているわけなんだ。

あ、もう1点。
口に出して(あるいは心の中で)、「アンタップ、アップキープ・・・」と呟いた時に、盤面を見渡し、誘発忘れがないかどうかを確認するきっかけを作るため。(実はこれが超絶大事)

まぁ完全にマジックの表現を拝借しているだけなんだけどね。(またかよ!!)
(なお、マジックにはターンの開始時を条件として発動する能力/効果はたぶん1枚もない、アップキープで誘発するものはいっぱいある)

※実は「ターンのはじめに」の能力は2017年3月25日までは本当に「ターンのはじめに」処理されていたんだ。この時にルールが大きく変わったんだ。だから「ターンのはじめ」って表現はその名残とも言えるね。

サイレントスキルの余談

■サイレントスキル(自分のターンのはじめに、このクリーチャーがタップされていたら、アンタップするかわりに次の▲能力を使ってもよい)
サイレントスキルにも「ターンのはじめに」って記述があるんだけど、この「ターンのはじめ」は「アップキープステップ」のタイミングじゃない。
これは「アンタップステップ」を指している。

そうじゃないとアップキープにはほぼ確実にアンタップ状態でやってくるから、この能力は使いようがなくなっちゃうよねw

で、これを読み替えるとこうなる。
■サイレントスキル(自分のアンタップステップに、このクリーチャーがタップされていたら、アンタップするかわりに次の▲能力を使ってもよい)
ややこしいんだけど気をつけてね。
サイレントスキルはアンタップステップと密接な関係にあるから処理が特別なんだ。

さ、次がこの記事、最後のステップ!

ドローステップ

うん。ここは特に言うことはないね。

山札からカードを1枚引こう。

嫌でも引こう!w(この手続は強制だよw)

※あ、先攻の1ターン目は引けないぞ!

最後に

かなり勘違いが多い「ターンが始まってからドローまで」の数ステップ。
(勘違いしても仕方ないと思うよ、ほんとこれは)

この記事でその進行と手順を理解してぜひとも実際のデュエルに役立ててほしい!

以上!

あ、最後におまけw

逆だと処理が変わる例


■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の墓地にあるカードをすべて山札に加えてシャッフルする。その後、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置く。次の自分のターンのはじめに、自分のシールドを1つ、マナゾーンに置く。
「ターンのはじめ」の処理を本当にターンの最初にやってしまった場合、この《怒流牙 サイゾウミスト》の登場時能力なんかは、そのターンに使えるマナが(シールドが残っていたら)確実に1つ増えてしまうw

シールドをマナに置いて、それが多色ならタップインするけど、この処理をやった後にアンタップステップがやってきたら、そのマナはアンタップできちゃうよねw

この効果も「ターンのはじめ」なのでアップキープステップで処理してね!

以上!




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