【MTG→デュエマ】移植するなよ!? このカード!! vol.1《血染めの月》【デッキがぶっ壊れるw】

  

移植するなよ!? このカード!! vol.1

さぁいよいよ始まった新連載!

「移植するなよ!? このカード!!」

「デュエル・マスターズ(デュエマ)」の兄貴分のTCG(カードゲーム)である「Magic: the Gathering(マジック:ザ・ギャザリング、マジック)」 のマジヤベーカードをデュエマの世界に持ってきたら果たしてどんなことが起きるのか!?

連載第一回はいきなりこのゲキヤバカード!!!

《血染めの月》!!

その昔オジサンも痛い目をみたこの1枚がデュエマにやってくるとしたら、果たしてそれはどうなってしまうのか!?

それではちょっくら見てみよう!!

※本記事はジョークと妄想のみで構成されていることをご了承ください


このカードはどんなカード?

まずマジックを知らない人向けにかる~く説明!

マジックはデュエマの兄貴分と言うだけあって、ルールやカードの扱いがかな~り似ていて、デュエマと同じようにカードには「カードタイプ」が必ず付いている。

例えばおなじみ「クリーチャー」は当然あるし、デュエマの呪文に相当する「インスタント」や「ソーサリー」ってのもあったりするんだ。

で、このカード《血染めの月》は「エンチャント」と呼ばれるカードタイプで、これは一度戦場(=バトルゾーン)に出たら残り続けるタイプのカード。

デュエマの「フィールド」に近い感じだね!

で、これにも効果のタイプがいくつかあって、
  • 出たときになんか起きるもの
  • 出ている間ずっと効果を発揮し続けるもの
  • 置いてても何も起きないけどDスイッチみたいに起動して使うもの
  • 上記の複数の要素を兼ね備えたもの
こんな感じの系統に分けれられる。(って書いたけど、翌々考えたらこれ、クリーチャーもこんな感じだよねw)

肝心の《血染めの月》のテキストを見てみると・・・
基本でない土地は山である。
と、発動するタイミングが書かれていないから、これは上から2番目の「出ている間ずっと効果を発揮し続けるもの」になる!

※これはいわゆる常在型能力!
※タイミングが書かれていないから「常在型」、「出た時」などと書かれているから「誘発型」と、こういう記述から能力のタイプを判断できるのはデュエマと全く同じ!

土地ってなに?

基本でない土地は山である。
テキストにはこう書いてあるんだけど、この中の「土地」ってなんだろう?というキミのためにさくっと紹介するね!

土地とは基本的にマナを生む専用のカードのこと。

デュエマで言うところの、マナゾーンに置かれたカードがほぼ土地とイコールと思ってもらって間違いない。

デュエマはどのカードでもマナを生むことが出来るんだけど(5色カードの話を今するんじゃない!ややこしくなる!)、マジックでは基本的に「土地」という専用のカードからマナを生んでプレイしていくんだ!

※土地は0コストでプレイ出来るよ!
※土地は1ターンに1枚だけプレイすることが出来る!
※ブーストすれば1ターンでガンガン伸ばしたりも出来るよ!
※結論:だいたいデュエマと同じwww

で、この「土地」にも分類があって大きく分けて2種類!

基本土地か、そうでない土地か。

基本土地


これが基本土地カード。

カードタイプとして「基本土地ー沼」と書かれているのが見つかると思う。

この基本土地カードにはテキストがなんにも書かれていないんだけど、これはタップするとマナが出る。

沼はくろ~いみた目のまんま、タップすると「黒マナ」が生まれるぞ!

なお、基本土地は、
  • 平地(白)
  • 島(青)
  • 沼(黒)
  • 山(赤)
  • 森(緑)
の全5種類。

※ほんとはあと少しだけあるけどややこしいから一旦ぽいーだ!w

色数はこれで全部。全5色。
ここもデュエマと全く同じなんだ。

※色の順番も完全に一緒

基本ではない土地


基本土地の5種類に対して、基本ではない土地は実に多くの種類(700種類くらい)がある!

その多くは効果として見れば基本土地よりも優秀で、例えば色が2種類出せたり、何かしら他の効果を持っていたりするんだ!

例えば上の画像の《神秘の神殿》は、戦場に出すときはタップインしてしまうんだけど、出たときの能力で自分の山札の一番上を見て、それを山札の上(欲しいから残す!)か下(いらんから下行って!)に置く効果を使うことが出来るんだ!(占術という能力)

しかも次のターンにこれがアンタップしたら、これは「緑」か「青」の好きな方のマナを生むことが出来るから更に便利!

※《神秘の神殿》は土地だからターンに1枚タダで出せる、つまりこの効果が0マナで使えるんだから大したもんだ!
※多色はタップインってのはデュエマの多色カードのマナチャージした時みたいな感じだよね!


ちなみにこの《ロークスワイン城》は、基本土地ではない土地なんだけど、条件を満たせばアンタップイン出来て、さらにこの土地自身がカードをドローする能力を持っているスグレモノ!!!(これはタップすればちゃんと黒マナが出せるよ)

このように「基本ではない土地」は「基本土地」と比べ多種多様で、様々な便利能力をもっている非常に優れたカードなんだ!

さて、そろそろ土地の意味がわかってもらえたところで本題!!(やっとかよ!)

これを出したらどうなるの?

では《血染めの月》のテキストを再確認。
基本でない土地は山である。
そう、平地、島、沼、山、森という5種の基本土地以外の土地は・・・


全て山として扱われちゃうんだ!!

※この効果は常在型なので、《血染めの月》が戦場に着地してから何らかの除去で戦場を離れるまでずっと続くぞ!!地獄!!

ちょっとイメージ付きづらいかもしれないから次の図を見てほしい!


もともとこんな感じの土地の構成だったのが《血染めの月》が出ることによって・・・


基本でない土地は全て《山》となり、実質こんな土地の構成になってしまうのだ!!!

※実際のカードが《山》になるわけじゃないよ!
※上の画像は「《山》として扱われるから、実質こんな感じだよ~」って意味ね!w

これ黒緑のデッキだったら発狂だよね、赤なんて要らないもの・・・
しかも赤には土地破壊というトモダチ・ナクス・アタックがあるから、残った唯一のデッキに必要な緑マナが出る基本土地《森》を破壊してやれば・・・あとは分かるよね。(事件だよ!)

しかしご安心あれ、マジックには基本土地を山札から持ってくる(しかもタダで持ってくる)便利な土地、「フェッチランド」というものがあるんだ!!

土地はマナ使わずに出せるもんねー、こりゃ助かった!


そりゃ!(渾身の土地投げ)


あ、戦場に出した瞬間に山になっちゃったwww
(山になるとつまりはカード《山》になるので、本来持っていた基本土地を持ってくる能力も余裕で消滅する、そう、完全に《山》になるのよ・・・)

持ってこれねえええ!!!

※フェッチランドも基本ではない土地です

って笑えるかー!!!wwwww

ちなみにマジックのデッキには基本土地をほとんど採用せず、基本でない土地がほぼ全ての土地カードを占めているものも珍しくないので、《血染めの月》一発で投了級になってしまうデッキもチラホラ・・・

いやー、恐ろしいカードですねーw

で、ここからがこの記事の本当の本題。(長過ぎる前置き病)

このカードが、もし、デュエマにやってきたらどうなるか?

ちょっとそれを壮大に妄想してみよう!

移植したらどうなるの?

ではもともとのテキストを再度確認!!(確認しすぎだろ!)
基本でない土地は山である。
で、これをデュエマに持ってくる場合、そのままでは通じないので以下のように調整した!
■マナゾーンにある多色のカードは元の文明を失い、火文明のカードになる。
こんな感じ!

まず、テキスト中の「土地」。
デュエマにはそもそも土地がないので、これを「マナゾーンのカード」に変換。
そして「基本」という概念を「単色」として、単色でないもの→多色と置き換えた!

で、わかりやすさのために元の文明が消去されることを明確に示し、それらは火文明のカードであることを定義。

デュエマに移植するとしたらこんな感じだろう。

こうして出来上がったカードがコチラ!











強気の3マナ!w

しかもフィールドだからカード指定除去でしかほぼ除去出来ないぞ!w
鬼か!w

メタってみた

この《DM血染めの月》を3ターン目に出されると想定して、チーム銀河で一人回ししてみたよ!!

そうしたらこんな感じになったぜぇ・・・


無理とは言わないけど、かなりマナ基盤が危うい感じに・・・

4ターン目に出そうと思っていた《「雷光の聖騎士」》は何とかかろうじて、トップから水単色カードを持ってこれたからギリギリ使えるという結果に。(ほんとはクルトを置いて余裕で聖騎士をギャラクシールドするつもりだった)

ただこうなってしまったら以降、軽い2~3マナとかの多色カードを1ターンに2枚使うとかはもう絶望的。
かな~りカードの使用を制限される格好に。


さらに《血染めの月》影響下では火文明と関係ないマナ武装はほぼ終了。


比較的単色のカードが多いデッキならいいんだけど、多色がそれなりに積まれているデッキだと、発動が遅くなるか、あるいはまったく届かなくなってしまうぞ!

あれ?
このカード、ひょっとしてメチャクチャ面白いんじゃ・・・・www

赤マナ武装ががががが

上の紹介は相手を苦しめる使い方なんだけど、この効果を自分にアドバンテージを生むために使う構築もアリ!


■マナ武装5:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに火のカードが5枚以上あれば、火のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
■龍マナ武装5:各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、自分のマナゾーンに火のドラゴンが5体以上あれば、攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。
そう、例えば5cモルネクとか、


■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、火のコスト5以下のウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(このクリーチャーに装備する)
■マナ武装7:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに火のカードが7枚以上あれば、火のコスト6以下のウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
■同じ名前のウエポンを2枚以上、このクリーチャーに装備することはできない。
5cグレンモルトとかね!


■マナ武装9:このクリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンに火のカードが9枚以上あれば、そのターン、このクリーチャーをアンタップしてパワー+3000する。
■相手がこのクリーチャーを選んだ時、このクリーチャーのパワー以下のパワーを持つ相手のクリーチャーをすべて破壊する。
5cガイグレンとかもアリかもwww

デッキを多色にかなり偏らせて、序盤は基本的にコントロール。
中盤以降、制圧完了したらいよいよ《DM血染めの月》を投入して、自分の多色マナを火に変えてやり一気に火のマナ武装を達成!
そしていよいよ切札の投入!!

え?強いかどうかって?

・・・・・・。

ロマンあるでしょ?

お詫び

今回の記事を持ちまして「移植するなよ!? このカード!!」の連載は一旦終了となります。
たった一度の掲載でしたがご愛読いただき誠にありがとうございました。

んでは皆さん、よいカードライフを!Ciao!!




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