カード詳細
名前 :サタン・キャッスルよみ :さたん・きゃっする
タイプ:城
文明 :闇
パワー:-
コスト:6
種族 :スペシャルズ
■城:自分のシールドを1つ選び、このカードを付けて要塞化する。その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。(「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)
■自分のターンの終わりに、闇のコスト8以下の、進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
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本稿は私、猿メンではなく例の伯爵が執筆しており、残念ながら大変読みにくいうんこちんちんな記事になってしまっております。
ご覧になる場合は十二分にお気をつけくださいますよう願います。
(本文中のあまりに〇〇な箇所には青文字で猿メンの注釈が入っています)
城、大復活ッ!
クリーチャーや城とはまた別のカードタイプの1つ・・・・「城」
巨大文字でその荘厳さ雄大さを表現してみたが・・・・
いかがだったであろう?
「城」好きの私としては、少しでもその魅力が皆様に伝わっていたのであれば感無量である。
・・・・・。
ではこれより、皆様に城の素晴らしさをお伝えさせていただくのはこの私、プレ・イマット伯爵が務めさせていただく。
本稿ではまず城をまだご存じでない方のための初歩的なレクチャーを行い、その後に本題である《サタン・キャッスル》の解説を行わせていただく手筈になっている。No one can take love to the castle.
~ Earl of Philip Rector Imatt VII
城への愛は何人にも奪う事は出来ない
そもそも「城」とは
そもそも城とは、クリーチャーとも呪文とも異なる、全く別種のカードタイプなのである!自分のターンのメインステップで、マナコストを支払ってカードを使う点は同じなのだが、その使った城のカードはクリーチャーのようにバトルゾーン、呪文のように墓地でもなく、自分のシールドの上に表向きに張り付くのである!
下記図の様なイメージでシールドカードの上にエレガントに置いてほしい。
こうすることにより城はその威厳と効力を発揮し、敵軍を威圧しどうだと言わんばかりに勢力を強めていくのである。
このシールドゾーンに城を建造する行為を、
要塞化
と呼ぶ。これは正式用語である。
(ここまで大きく書いたのだ。是非とも覚えて帰っていただきたい。)
なお特記事項として、自身のシールドゾーンに1つもシールドがない場合、城カードを使うことが出来ないことに留意してほしい。
築城には最低でも1つのシールド(=土地)が必要なのだ。
I hope ... every house becomes a castle.
~ Earl of Philip Rector Imatt VII
全ての家が城になればいいと・・・思う
落城の時
盛者必衰。
永遠かと思われた城にも終わりは訪れる。
そしてそれは突然に、そして驚くほどの呆気なさと共に・・・やってくる。
Shield Break
シールド・ブレイク
その悪魔の嬌声にも似た合図とともに、城はその下にあるシールドカードごと吹き飛ばされ、しかもあろうことか城カードは手札にも戻らず(城の下のカードは手札に戻ってくる)、あえなく墓地に送られてしまうのである。
I made beds with debris from the castle. It's the best bed. Except for being too hard to sleep.
~ Earl of Philip Rector Imatt VII
城の瓦礫でベッドを作らせた。最高のベッドだ。眠るのには硬すぎる事を除いては。
盛り城
もりしろ、と読む。
既に城カードが置かれているシールドの上に、更に城カードを置くことはルール上何の問題もない。
そしてもちろん効果は重複して発動する。
これは城愛好家の間で「盛り城」と呼ばれ、非常に高度なテクニックを必要とするもので、初学者の間は無理をせずに1つのシールドには1つの城、と築城していくのが無難である。
(※これはアホ伯爵しか使っていない用語だぞ。さも当然のように書いてるけど他のところで使うと恥かくから注意ね!)
Big castles and small castles are still castles. If there is only one difference, that is the size.
~ Earl of Philip Rector Imatt VII
大きな城も小さな城も、城であることには変わりはない。唯一違う点があるとすれば、それは大きさである。
城回避
城というものにおいて、「コスト5」という数字は1つの分岐点なのである。
実はコスト5以上の城には下記の能力が付いていることがほとんどだからだ!
■この城を付けて要塞化したシールドが他の城によって要塞化されていなければ、そのシールドが相手のクリーチャーにブレイクされる時、かわりに自分のシールドを1枚手札に加えてもよい。これは相手のクリーチャーの攻撃や能力で行われる「ブレイク」時に、この能力を持った城が要塞化されているシールドが選ばれた場合、そのブレイクを他のシールドに置き換える能力だ。
一般的にこれをして「城回避」と呼ばれている。しっかり覚えて帰るように。
(※これもアホ伯爵しか使っていない用語。無視だ無視!)
これにより、この要塞化されたシールドは飛躍的に生存時間が高まり、より一層敵軍に対してのプレッシャーを掛け続けることが出来る。
ただしこの置換での回避能力、それには少しばかりの条件が存在する。
- ブレイクを置き換えるシールドが他にまだ残っていること
- この能力を持った城が要塞化されているシールドに他の城が要塞化されていないこと
- そのブレイクがシールド焼却の様な置換効果を伴うものでないこと(置換効果の連鎖になるので適用不能)
Die for the castle.
~ Earl of Philip Rector Imatt VII
城のために、死んでくれ。
これまでの「城」
まず、本稿で扱う《サタン・キャッスル》のその本質をご紹介するその前に、これまでに登場した城を何点かご紹介させていただこう。まずはこちら。
城の中の城、《無敵城 シルヴァー・グローリー》。
なんと要塞化すれば、自分のクリーチャーが全てのバトルに勝つという凄まじい能力を保有している!
まさに城の中の城、キング・オブ・カッスルである。
続いては《セイント・キャッスル》。
これは自分のクリーチャー全てのパワーを+1000し、さらにブロッカーの能力を与えるという素晴らしい城だ。
2枚要塞化すれば効果は重複するのでパワーが+2000されるのも見逃せない。
ラストは《ローズ・キャッスル》。
これは《セイント・キャッスル》と正反対の能力を擁する。
光と闇の対比といったところか。
相手クリーチャー全てのパワーをー1000し続ける、悪夢の様な効果を持つ。
うっかり3つも要塞化出来ればパワーは-3000。
ジョーカーズやビートジョッキーが灰と化す!
The castle whispers to me. "Build me up," . And today, I also tap mana.
~ Earl of Philip Rector Imatt VII
城が私に囁く。”私を築城しろ”と。そして今日も私はマナをタップするのだ。
堕天使城の闇は深い
さて、そろそろ本題、《サタン・キャッスル》の項に移ろう。やや前置きが長くなったので、もう一度ここでテキストを確認しよう。
■城:自分のシールドを1つ選び、このカードを付けて要塞化する。その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。(「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)待ち給え。
■自分のターンの終わりに、闇のコスト8以下の、進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
・・・・・。
ないじゃないか。
城回避が。
何ということだ!
コスト6の城なのに「城回避」が付いていないだと・・・・。
非常に残念ではあるが、まぁ致し方ない。
付いていないものは付いていないのである。
しかしこちらの能力は暴力的。
■自分のターンの終わりに、闇のコスト8以下の、進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。ターンの終わりに発動するということは、出したターンにすぐにこの効果が使えるということ。
そして「よい」で文末が締めくくられているということは任意能力。
これは素晴らしい。
墓地に《ドゥポイズ》しかなく、泣く泣く強制リアニメイト(※)して自爆した猿を私は知っている。
(※ウッセー!!あと、リアニメイトはざっくり言うと墓地復活って意味だよ!)
また、墓地から出せる対象も「闇のコスト8以下の、進化ではないクリーチャー」と非常に幅が広い。
If I have a castle, then I do not need anything anymore. I'm sorry, I lied to you.
~ Earl of Philip Rector Imatt VII
私には城があれば、あとはもう何もいらない。ごめん、嘘ついた。
サソリで始まる恋もある
ここで私、プレ・イマット伯爵のおすすめの復活させたいクリーチャーはこちら。登場時に2枚墓地肥やしを行った後に、マフィ・ギャングを2体リアニメイトすることが出来る《阿修羅サソリムカデ》だ。
十分な墓地肥やしを行っていれば、
- 《サタン・キャッスル》で《阿修羅サソリムカデ1》を復活
- 《阿修羅サソリムカデ1》で《阿修羅サソリムカデ2》と《何か》を復活
- 《阿修羅サソリムカデ2》で《阿修羅サソリムカデ3》と《何か》を復活
- 《阿修羅サソリムカデ3》で《阿修羅サソリムカデ4》と《何か》を復活
- 《阿修羅サソリムカデ4》で《何か》と《何か》を復活
というリアニメイトコンボを盛大に決める事ができるのだ。
しかもリアニメイトの開始が、ターンの終わりの《サタン・キャッスル》から始まっているので、《阿修羅サソリムカデ》の「ターンの終わりに自分のクリーチャー2体を破壊する」という効果は発動するタイミングがなく、まんまとリアニメイト効果の恩恵だけを享受できるという寸法だ。
最大9体ものクリーチャーが一気にバトルゾーンに並ぶことになるのは、凄まじい効果と言えるだろう。
スーサイド(※)戦略の自壊部分などはターンの終わりのタイミングが多いので、それをリアニメイトしたクリーチャーに迎えさせずにバトルゾーンに出せる《サタン・キャッスル》は、マフィ・ギャング墓地ソースという新しいデッキタイプの核を担う存在になる可能性も十分に考えられる。
しかもリアニメイトの開始が、ターンの終わりの《サタン・キャッスル》から始まっているので、《阿修羅サソリムカデ》の「ターンの終わりに自分のクリーチャー2体を破壊する」という効果は発動するタイミングがなく、まんまとリアニメイト効果の恩恵だけを享受できるという寸法だ。
最大9体ものクリーチャーが一気にバトルゾーンに並ぶことになるのは、凄まじい効果と言えるだろう。
スーサイド(※)戦略の自壊部分などはターンの終わりのタイミングが多いので、それをリアニメイトしたクリーチャーに迎えさせずにバトルゾーンに出せる《サタン・キャッスル》は、マフィ・ギャング墓地ソースという新しいデッキタイプの核を担う存在になる可能性も十分に考えられる。
When the castle breaks, my heart is tightened. If I had such thought, I wanted to be a castle.
~ Earl of Philip Rector Imatt VII
城が壊れると、私の心は締め付けられる。こんな思いをするならば、私が城になりたかった。
・・・・・。
・・・・・・・・。
・・・。
城回避が。
さぁこのカードは明日発売の「ペリッ!! スペシャルだらけのミステリーパック」に収録!
絶対に入手!これは決定事項である!さぁ今からお父さんお母さんにオネダリだ!
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