デュエマのパワー計算
デュエマには、クリーチャーのパワーをプラスやマイナスする効果、あるいは2倍する効果などがあります。(恐らく煩雑さを避けるため半分にするなどの除算は存在しません)
こういったパワーの計算。
実はキチンとルールが決められています。
まずは四則演算、これは下記の順で行います。
- 足す
- 引く
- 掛ける
- 割る
例1
パワー2000のクリーチャーに、・パワー +1000
・パワー2倍
の効果が付いていた場合、
加減算を優先的に行いますので計算式は、
(2000+1000)×2で、パワーは6000
例2
パワー2000のクリーチャーに、・パワー2倍
の効果が付いていて、そこに新たに、
・パワー -2000
が新たに付与された場合、
今までの計算結果、
2000×2=4000
は一旦破棄し、パワー初めから再計算します。
その場合、式は下記のようになり、
(2000-2000)×2で、パワーは0
破壊されてしまいます。
難解なドープ
バトルに勝利する度にアンタップされ、パワーが2倍されるこの《ドープ “DBL” ボーダー》のパワー計算は厄介です。
このクリーチャーのパワーは、4000×2^バトル勝利数=現在パワー、と冪乗でパワーが増加していきます。
例えば、このターンに3回バトルに勝っていた場合は、
4000×2^3で、32000になります。
(冪乗を使わないで書くと、4000×2×2×2=32000)
さて、このパワーが32000の時に、S・トリガーで、
《撃髄医 スパイナー》が登場したとします。
素でパワー32000のクリーチャーであれば、《スパイナー》の「パワー-3000を3回行う」は殆ど無意味ですが、それが32000まで増強された《ドープ》では全く事情が異なります。
それでは実際に効果を適用した場合の上記ケースを見てみましょう。
上記ケースの実践例
まず、1回目のパワー-3000を適用します。(4000-3000)×2^3で、いきなり8000までダウン!!
そして、2回目のパワー-3000を適用。
(4000-3000-3000)×2^3で、計算結果は-16000。
そしてこの2回目でパワーが0以下になったので、3回目のパワーマイナスを待たずして、状況起因処理により《ドープ》は破壊されます。
恐らく2ブロック環境では《ドープ “DBL” ボーダー》しか、パワー補正に倍率を用いるカードはなかったと思いますが、これはスイーパーとして絶大な効果を発揮する1枚ですので目にする機会もあるかもしれません。
ぜひ、パワーの計算をしっかり出来るようになって、楽しいデュエマライフを楽しんでくださいね。
そしてこの2回目でパワーが0以下になったので、3回目のパワーマイナスを待たずして、状況起因処理により《ドープ》は破壊されます。
《ドープ》は破壊置換効果を持っていますが、これを使って破壊を免れてもパワーが結局0なので、置き換えが終わった瞬間にまた状況起因処理により破壊されるので無駄になってしまいますつまりこの《ドープ》のような、パワーが倍々で増えて行くような効果の場合でも、ベースになっている分のパワーを削っていってやれば、簡単に除去出来てしまうというわけです。
最後に
パワー計算の仕組みを理解していると、デュエルをすすめる上でも大変有利になります。恐らく2ブロック環境では《ドープ “DBL” ボーダー》しか、パワー補正に倍率を用いるカードはなかったと思いますが、これはスイーパーとして絶大な効果を発揮する1枚ですので目にする機会もあるかもしれません。
ぜひ、パワーの計算をしっかり出来るようになって、楽しいデュエマライフを楽しんでくださいね。
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