カード解説

《光器パーフェクト・マドンナ》は役に立つ【嫁憤怒】

詳細

名前　：光器パーフェクト・マドンナ（こうきぱーふぇくとまどんな）
タイプ：クリーチャー
文明　：光
パワー：２５００
コスト：５
種族　：メカ・デル・ソル/エイリアン
■ブロッカー
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、そのパワーが０より大きければ、離れるかわりにとどまる。

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無敵のスーパーブロッカー！
それがこの《光器パーフェクト・マドンナ》！！

破壊は無効！手札戻しも無効！山札送りもシールド送りもマナ送りも全部無効！！
まさに無敵ッ！！（無敵とは言っていない）

嫁憤怒！！そして大激怒！！

《バイナラドア》で山札に送られず、《メラビート・ザ・ジョニー》でも破壊されない！

「おかしい！」

おまけにブロックでバトルに負けても墓地に行ってくれない！やったぜ！

「なにこれ！どうしたら倒せるの？」

「そのデッキじゃ・・・無理かな？」

「なにそれー！！」

嫁激怒！
なぜマドンナを倒すことに固執するのかよく分からないが、どうにも目に障るらしい。

「だからどうやったら倒せるん？」

「パワーマイナスと置換効果・・・のみ」

「あるよ！パワーマイナス！」



それはパワー４０００以下を１体破壊する能力だ。
パワー自体は下げてないんだよ。

パワーマイナス

マドンナは無敵だが、弱点がある。（無茶苦茶）
それがパワーマイナス、この《阿修羅ムカデ》のような能力だ。
こういう効果でパワーを２５００以上マイナスされると流石のマドンナもあっけなく（無敵なのに）昇天してしまうのです。

置換効果

もう１つが置換効果。
これは超次元ゾーンから出てくる《時空の賢者ランブル/恐気の覚醒者ランブル・レクター》の後者、《時空の賢者ランブル》の覚醒した姿、《恐気の覚醒者ランブル・レクター》の次の能力のようなものを指します。

このクリーチャーがバトルする時、バトルするかわりにその相手クリーチャーを破壊する。

このクリーチャーがバトルをする場合は、バトルをする代わりに相手クリーチャーを破壊します。
行うはずだったバトルをそもそも行わず、そのかわりに相手を破壊する、「Aを行わず、そのかわりにBを行う」と言ったほうがいいでしょうか。

この《恐気の覚醒者ランブル・レクター》の場合は、相手にいくらパワーで負けていようが関係ありません。
バトルをする時にバトルをせずに相手を破壊します。（哲学）

こういった行う予定のものを行わずに、そのかわりに別のことを行う処理を「置換効果」と呼びます。

「置換効果」は連鎖しない

なぜ、無敵の《光器パーフェクト・マドンナ》は破壊されないのか。
実はこれも「置換効果」によるものです。
下記のマドンナの能力を見てみましょう。

このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、そのパワーが０より大きければ、離れるかわりにとどまる。

そうです、この赤字で示した部分が置換効果で、この置換は「マドンナはバトルゾーンから離れるかわりに（バトルゾーンに）とどまる」という事を実現します。

ただ先述のパワーマイナスで破壊されるのは青字の部分。
この置換効果は条件付きで、パワーが０だと効果が適用されないようになってるので、パワーマイナスではあっさりとやられてしまうようになっているのです。

しかしおかしいですね。
ランブルの「バトルするかわりに破壊」で墓地に行くのであればマドンナは「かわりにバトルゾーンにとどまり」そうなものです。

これには大原則がありまして、実は置換効果はひとつの処理でひとつしか適用されないルールになっているのです。

「ランブルがバトルするかわりにその相手クリーチャーを破壊し、マドンナはバトルゾーンを離れるかわりにとどまる。」

こうして破壊にまつわる処理をひとつの文章にくっつけてみると一目瞭然ですが、赤字で示した置換効果が２度出てきています。
このような場合は前者のみ有効で、後者は適されず無効となります。

「ランブルがバトルするかわりにその相手クリーチャーを破壊し、マドンナはバトルゾーンを離れるかわりにとどまる。」

これにより無敵のマドンナは墓地に送られ静かに眠るのでありました。完。

最後に

かなり多くのデッキで全く除去されずかなり場持ちのいいこの《光器パーフェクト・マドンナ》。
コストが５と微妙に重く、５であれば・・・と他のカードが採択されることもしばしば。

盤面に３体も並ぶと中々の防御力を発揮するのですが、これを出している間に小型クリーチャーをずらずら並べられると流石に手におえません。

しかし大型クリーチャーの強撃を気にせず止められるのは明らかな利点。
数を並べず大きなもので何とかするデッキには最高のパフォーマンスを発揮します。
一度使ってみるとその耐久力にやみつきになるかも・・・・・？
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