雑記

２ブロック構築に踏み倒しメタは必要？

革命はいねぇ！！侵略もいねぇ！！

はじめに

いよいよ４月１日より本格始動する２ブロック構築戦。
これまでの「殿堂フォーマット」では《蒼き団長 ドギラゴン剣》、《轟く侵略 レッドゾーン》などの３～４ターン目にコストを踏み倒して登場し、戦況をひっくり返すことが困難なほどにバトルゾーンを制圧するクリーチャー達が、その強さから人気を集めメタゲームを席巻していました。

《蒼き団長 ドギラゴン剣》は革命チェンジ（※）から、《轟く侵略 レッドゾーン》は侵略（※）からそれぞれ登場します。

※革命チェンジ・・・条件を満たすクリーチャーの攻撃時に宣言し、そのクリーチャーと手札のクリーチャーをコストを払わずに入れ替えて登場する能力、強力

※侵略・・・条件を満たすクリーチャーの攻撃時に宣言し、コストを払わずに進化して登場する能力、強力

とりあえずオニカマス

殿堂フォーマット環境下ではそんな彼らの横暴（？）を阻止するために、《異端流し オニカマス》などに代表されるコスト踏み倒しメタが早期に繰り出され、相手の動きを制限させるというプレイングが定跡（※）の様になっていました。

定跡・・・元々は将棋用語。かなりの数を研究された考えうる最善の手筋。囲碁の場合は「定石」。

彼らはいない

しかし２ブロック構築で使用できるカードには「革命チェンジ」「侵略」を行うことが出来るカードは１枚もありません。

ないなら邪魔

コスト踏み倒しメタカードは当然コストを踏み倒す相手には非常に効果がありますが、相手がそれを採用しないデッキであるならば、多くの場合「あまり役に立たないカード」に成り下がります。
ただでさえ４０枚という少ない枚数の制限の中です。
そこまで役に立たないカードより少しでも有益なカードを導入したいでしょう。

はずしちゃえ！

もういっそのことすっぱりと踏み倒しメタを外して他の優秀なカードに変えてしまうのも手です。
２ブロック構築では、闇のマフィ・ギャングにいくつかの踏み倒し能力を持ったものがちらほらといますが、全体的にそこまで強力なものは殿堂フォーマットと比べ能力、強さ共にやや下になります。

ここでそれ来ちゃう？

私が踏み倒しメタを外そうと思案しているところに凶報が・・・・
現在、全国的に大活躍をしているジョーカーズの新スタートデッキに封入されているこの《シャダンQ》。
これがあまりにも強力なのです。
しかもこれを止めることが出来るカードは、
条件付きで止められる《奇石 ミクセル》と《絶対の畏れ 防鎧》、無条件で止める《デスマッチ・ビートル》しかおりません。

ちょ・・・まてよ・・・・

さらに発売間近に迫っている新弾からは３コストの呪文から踏み倒しで出てきた挙句、最後には自爆すると追加ターンを得るというとんでもないクリーチャーが出るという情報も入ってきています。（ビートジョッキーの新クリーチャー、スーパーレア、コスト１０）

最後に

新弾で恐ろしいカードが控えているとなると、どうしても踏み倒しメタを外すことを躊躇ってしまいます。
そのままにするか、もしくは速攻にも対応するためにＳ・トリガーを大量に導入して盾で受けきるか。
色々判断が難しいところですが今後の環境の変化に注目して柔軟にデッキを調整していきたいですね。