デュエマ:総合ゲームルール改定(2018年03月02日)

ルール改定

2018年03月02日、デュエマの総合ゲームルールが改定されました。
改定内容とそれに対しての解説を起こしてみましたので是非ご確認ください。
ちょっと大事なものもあります。

改定の詳細と解説

104.2a 対戦相手にクリーチャーで攻撃して攻撃先の変更がされなかったとき、相手のシールドが0枚であれば即座にゲームに勝利します。
ブロックされなかった→攻撃先の変更がされなかった、に変更しました。
解説:攻撃を受け止める存在がブロッカーだけでなく攻撃曲げというバリエーションが増えた為の改定と思われます。

110.5a いったん誘発したら、効果はその発生源とは独立して待機状態の効果となります。その後、その効果の発生源となる能力を持つカードが別のゾーンに移動しても、効果がなくなることはありません。ただし、いくつかの効果はその効果が直接何かをするのではなく、その効果の発生源に何かをさせることに注意してください。チェックする時点で発生源が既に元あったゾーンにない場合でも、発生源がその処理を行ないます。
 例: 相手のクリーチャーの合計パワーを効果の発生源であるクリーチャーのパワー以下になるように選ぶ場合、発生源であるクリーチャーがすでにバトルゾーンにいない場合は、そのカードがバトルゾーンからいなくなる直前のパワーを参照します。(旧テキスト:そのカードに印刷されているパワーを参照します。)
印刷の数値ではなく、パワーの変動なども考慮します。
解説:これは大きな変更です。例えば「このクリーチャーがバトルゾーンを離れるとき、このクリーチャーのパワー以下の相手クリーチャーを1体破壊する」という能力がある場合、クロスギアや呪文などでパンプアップされている場合、その対象が大きく拡大します。これはパワーダウン効果を持つ闇文明には有利となる改定でしょう。また「パワーの変動など」とあることからパワーだけでなく文明や種族の追加が対象クリーチャーになされている場合もバトルゾーンを去る直前の状態で効果を参照できることになります。

401.7 何らかの効果でカードをまとめて山札に加える場合、山札の上下に加えたものとは見なしません。
カードをまとめて山札に加える場合を定義しました。
解説:今後、複数のカードを山札の上や下に加えるような効果を使った場合、発生するトリガーは「山札にカードが加えられた」のみです。《ヤッタレ総長》のような山札の下にカードが置かれたときにトリガーするような効果はまとめてカードを山札に加える場合は誘発しなくなるという事になります。ただ解釈としてN枚の想定がある効果は全て「まとめて」と処理されるのか、N枚の想定でも実際に送り込んだ枚数が1枚の場合は「まとめて」と見なされないのか、それについての追記はありませんので確認が必要です。《バイナラドア》が進化クリーチャーを山札の下送りにした場合は「まとめて」になるのか否かが問題です。おそらくこれは「まとめて」が非適用で《永遠の少女 ワカメチャ》のような効果だとこのルールが適用されると勝手に思ってはいるのですが、果たして。

405.1 カードを使用するために必要なマナを生み出すカードを置く場所がマナゾーンです。マナゾーンに置かれるカードは全て逆さ向きに置かれます。ただし、多色カードはタップして置かれます。
多色カードのマナへの置き方を定義しました。
解説:これまで多色のカードのマナゾーンへの置き方はルールではなくカードテキストで定義されていました。これがルールに追加されたという事で、仮に多色カードに「マナゾーンにタップして置く」の記載がなかったとしてもルールによりタップインしなければならないことになります。また本項は新弾の今後の予定に多色カードのリリースが控えている事を示唆するものかもしれません。

501 ターン開始ステップ
ターン開始ステップの順番を整理しました。
解説:下記の順に変更となります。

旧順序
1:ターンのはじめに能力の解決
2:アンタップステップ
 2’:サイレントスキルの宣言
新順序
1:アンタップステップ
 1’:サイレントスキルの宣言
2:ターンのはじめに能力の解決

505.6a 一旦クリーチャーが攻撃クリーチャーかブロッククリーチャーとして指定されたなら、そのクリーチャーが攻撃やブロックに参加することを禁止する能力がその後で発動したとしても、そのクリーチャーを現在行われている攻撃やブロックから取り除くことはありません。ただし、何らかの効果によって攻撃クリーチャーが「その攻撃」から取り除かれた場合、その攻撃は即座に終了し、攻撃終了ステップへ移行します。
攻撃クリーチャーがその攻撃から取り除かれた場合について追記しました。
解説:水色背景部分が追記されました。しかしこれは従来からルールとしては変わっていません。改めて明記されたということなのでしょう。




506.2 攻撃クリーチャーが指定されなかった場合、その他のサブステップは飛ばされます。
506.3 次に、攻撃クリーチャーが指定されたことによって誘発する能力が誘発し、効果が待機状態となります。
攻撃クリーチャー指定ステップについて整理し、修正しました。
解説:506.2と506.3の記載順が逆になりました。特に内容に変更はありません。

509 ダイレクトアタックステップ
適正な言葉に変更しました。
解説:1箇所、「攻撃が」が「攻撃先が」に修正されました。

601.1a プレイヤーは、使用する条件の変更も含め、カードを使うことを宣言します。この時点でカードは元々あるゾーンを離れ、どこでもないゾーンに移ります(通常は手札から)。カードを使う事を禁止されている場合、宣言そのものができません。また、代替コストを支払えない場合も、宣言する事はできません。
カードの使用宣言について、使用する条件の変更も含め、使用宣言をする事を追記しました。
解説:水色背景部分が実際に追記された箇所です。これはつまり「《ランド覇車 ガンブルマン》を召喚」ではなく、「《ランド覇車 ガンブルマン》をNEO進化クリーチャーとして召喚」といった感じでしょうか。それとも「《ランド覇車 ガンブルマン》を《ダチッコ・チュリス》を進化元としてNEO進化クリーチャーとして召喚、その際召喚コストは《ランド覇車 ガンブルマン》の持つコスト軽減効果で6から3、そして直前に召喚した《ダチッコ・チュリス》の効果で3から0、ただしこれは0以下にならないので結果マナコスト1で召喚する」と詳細に宣言しないと駄目なんでしょうか。宣言例の記載が欲しかったところです。(私はルールでそう決まったんなら長くても全然言いますよ!アニメみたいでカッコいいじゃない!・・・けどこれ、特に複雑なもの以外は誰も守らないような・・・私は守りますよ!)

601.1c コストを支払う場合は、まず文明を支払います。
コストを支払う場合はまず文明から支払う事を定義しました。
解説:これは支払う文明の誤りを防ぐための措置でしょう。本来出せないカードを使ってしまわないように、との配慮だと思いますが・・・・上の宣言の項以上に誰も守らない気がします。今までこの指定がなかったのも災いし、最終的に不備なくタップされていればいいじゃん?とする人が多そうです。それにこのルールだと多色カードをプレイする際に多色カードのマナをタップする場合、どの文明を使うか宣言しないと駄目ですね。なかなか難しそうな予感です。


最後に

そこそこの件数の改定があったようですがその中でも、110.5aと401.7はそれなりに影響がありそうです。
また最後の方には進行上の齟齬を防ぐような改定があり、これは好まれない&受け入れられにくいかもしれませんが個人的には悪くはないと思っています。



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